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zoom RSS 膀胱がんのこと(病院への道)

<<   作成日時 : 2016/11/12 00:16   >>

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車で走る病院への道。
いつも同じ道を走っているはずなのに
明るく晴れ晴れとした景色に見えていたかと思えば
色のない景色に見えることもある。




初めて膀胱がんと分かった日の帰り道は
どんな景色だったのか
自分でもよく覚えていない。




セカンドTUR-BTの結果を聞きに行く日

行きの車から見える景色には
色なんてついていなかったけど、

がん細胞は見つからなかったと聞いた
帰り道の景色は
あっちもこっちも、見えるもの全てが
キラキラ輝いて見えたのを
今でも鮮明に覚えてる。






その一年後、


転移していることが発覚して
いよいよ本格的に治療を受けることになった
前日の夜の病院への道

「私、頑張るね」
と言う私に

車を運転してる夫は、前を向いたまま
「大丈夫だから」
とだけ言っていた。


大晦日には随分早かったけど
街中が静まり返っているようだった。





入院した最初の頃は
まだ副作用もそんなになくて

放射線治療が終わった土曜日の午後に
夫が迎えに来てくれて一時帰宅する帰り道は
冬だったけど、なんだか暖かくて
ほっこりした気持ちで
車からの景色を眺めてたっけ。




治療が進み
少しずつご飯が食べられなくなってきて
それでもまだ何とか普通に動けていた1月初旬

主治医のK先生に無理をお願いして
息子の成人式が終わるまでの間
一時退院をさせてもらったときは

久しぶりに家で家族と一緒に
普通の時間を過ごせることが嬉しくて、嬉しくて
家への帰り道は、
とても穏やかな景色だった。



でも、

再び病院へ帰る車の中から見えた景色は
やっぱり色のない景色。



これからは
きっともっと大変な治療になっていくんだろうな、
と何となく感じていた通り


その頃から
治療の副作用が坂道を転がるように酷くなって


土曜日に頑張って一時帰宅しても
帰宅途中のスーパーの駐車場で
買い物している夫を待っているのも辛くて

帰宅しても結局は体調絶不調(*_*)



最後の方は、帰宅したけど
その日の夜には病院へトンボ帰り。


たった30分弱の道のりが
その頃の私には
辛くて、苦しくて、
2時間くらいに感じていました。





放射線治療を終えた頃から
少しずつ、また体調が戻ってきて
ご飯は相変わらず少ししか食べられなかったけど

それでも同室の彼女たちと、カーテンを開け放って
お茶会できる日も多くなって

そうしたら
また、見える景色に色が戻ってきて

退院した日のタクシーからは
曇りだったけど、私には少し明るく見えました。







***




今も、2週間に一度
車で走る病院への道。


いつもと変わらない同じ道のりだけど

見える景色は
私の心模様そのものなんだと感じます。




最近になって

あの頃のことをよく思い出すのは
なんでだろう、



今はまだ、薄いグレーがかった景色。

もう少ししたら
また色がつきはじめるのかな、





車を運転しながら

天国にいる彼女たちに
心の中で話しかけています。


今、どうしてる?
皆んなで笑顔でお茶会してる?





また穏やかな暖かい日差しを感じながら
病院への道を走って行ける日が
自然に戻ってくることを

焦らずゆっくり待とうと思います。










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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
色んな思いを、何度も何度も繰り返して来たんですね〜。
ご主人の『大丈夫だから。』素敵ですね。
息子君もさぞかし頼もしくなられた事でしょうね♪
よっしー
2016/11/12 21:32
よっしーさん

ありがとうございます(*^_^*)

あの時の夫は、それを言うのが精一杯だったんだろうと思っています。
がん患者本人も辛いけど、家族や周囲の人たちも辛いのですよね、

息子は、あまり態度を変えずに
いつも通りにいてくれました(*^_^*)
案外、頼もしい子なのかも??
マイコ
2016/11/18 17:50

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